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[スピードスケート] 最低限知っておきたいルール・見どころ

北京2022スピードスケート: 知っておくべき5つのこと
出典:国際オリンピック委員会

スピードスケートを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルール見どころなどを簡単に書きました。これを読んでスピードスケート観戦をもっと楽しみましょう!!

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目次

  1. 歴史
  2. ルール(パシュートマススタート
  3. ショートトラックとスピードスケートの違い
  4. 見どころ
  5. まとめ

歴史

ヨーロッパで、古くから冬の間、凍った運河や川を行き来するための交通手段として発達してきました。

スピードスケートの発祥の地はオランダと言われており、13世紀頃にオランダ人によって初めて木靴の底に鉄製のブレード(刃)を取り付けた現在のスケートシューズの原型が開発されました。

競技としては、1763年にイギリスで開催された競技会が最初と言われています。


ルール

1周400mのダブルトラックで実施されます。

スタートした後、交差区域(バックストレート)に達する度に内側と外側のレーンを交換して滑走します。

交差区域では、外側から出てくる者が常に優先となり、いかなる場合も内側から出る選手はその進路を妨げてはなりません。選手同士の接触や進路を妨害したと判断された者は失格となります。

スタート時に、個々の選手の回数に関係なく2回目のフライングを犯した選手が即失格となる。

<個人戦>

距離は500m~1万mです。

内側と外側から1人ずつ、2人1組でスタートし、交差区域で走路を入れ替わります。

自分のレーンを滑走するため、基本的にはスタートからゴールまで選手同士が接触することはありません

勝敗はタイムで決まるので、一緒の組だった相手より早くゴールしても、他の組の選手よりタイムが遅い場合は勝ち上がることはできません。

<団体追い抜き(チームパシュート)>

出典:日本オリンピック委員会

1チームは3人1組で構成され、空気抵抗の大きい先頭を入れ替わりながら、男子は8周女子は6周滑ります。

3人がそれぞれ最低1周は先頭にならなければいけません。その条件を満たしていれば、交代のタイミングや回数は自由です。

一方がリンクのフィニッシュライン側から、もう一方がその反対側から2チーム同時にスタートします。

勝敗はタイムで決まり、最後尾の3人目がゴールした時のタイムを使用します。

<マススタート>

出典:日本オリンピック委員会

決勝は16人が一斉にスタートして16周滑ります。

勝敗はポイント制で、ポイントが多い選手の勝ちです。

4周ごとに1位3点、2位2点、3位1点の中間ポイントが与えられ、ゴールでは1位60点、2位40点、3位20点、4位10点、5位6点、6位3点が与えられます。


ショートトラックとスピードスケートの違い

<スピードスケート>

1周 400m

2人同時に滑走

タイムを競う

コースが内側と外側に分かれており、途中で交差して入れ替わる

コースが分かれているため、基本的に接触は起こらない

<ショートトラック>

1周 111.12m

4~6人で同時に滑走

他の選手より早くゴールした選手の勝ち

同じコースを滑走する

接触は多い


見どころ

スピードスケートは、時速60kmに達するので疾走感があります!

勝敗はタイム制とポイント制なのでシンプルでわかりやすいです。

チームパシュートは、交代のタイミングや回数などの戦術と3人の結束力が重要となります。空気抵抗を減らすために、3人が阿吽の呼吸で動きをそろえて滑る様子はとても格好いいです!

マススタートは、同じコースを一斉にスタートするため接触も多いですが、終盤でスッと前に出る技術には「えっ、いつの間に!?」と驚かされます。また、勝ち上がり方によっては同国の選手が同じレースになる場合があるため、個人技だけでなくチームプレイも見ることができ面白いです!


まとめ

スピードスケートは、個人技とチーム力が問われるスピード感のあるスポーツです。

競技のルールや見どころを知って、皆さんも選手たちを楽しく応援しましょう!!

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