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[パラアイスホッケー] 最低限知っておきたいルール・見どころ

アイススレッジホッケーのイラスト(パラリンピック)

パラアイスホッケーを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルールや見どころなどを簡単に書きました。

これを読んでパラアイスホッケー観戦をもっと楽しみましょう!!

目次

  1. 歴史
  2. ルール
  3. 見どころ
  4. まとめ

歴史

パラアイスホッケーは、1960年代にスウェーデンで、身体に障がいを持つアイスホッケー選手によって考案されました。

次第に北欧諸国にも広まり、1994年リレハンメルパラリンピックから正式な冬季パラリンピック競技に採用されました。

日本では、1993年にノルウェーから講師を招いて初めて講習会を実施し、1998年長野パラリンピックに日本代表として初出場しました。


ルール

パラアイスホッケーは、下肢に障がいを持つ選手が行う競技です。

大まかなルールはアイスホッケーと同じですが、スケート靴の代わりに「スレッジ」と呼ばれる専用ソリに乗る点が異なります。

また、アイスホッケーよりも短いスティックを2本持ち、このスティックで氷を引っ掛けて滑走します。

<勝敗>

1ピリオド15分で、3ピリオドの合計45分で行われ、試合終了時点で得点の多いチーム勝利となります。

同点の場合は延長戦を行い、それでも同点の場合はサッカーのPKに相当するペナルティーショットが行われます。

<人数>

フォワード3人、ディフェンス2人、ゴールキーパー1人の1チーム6人で試合をします。

ベンチには1チーム15人まで入れます。

選手交代に回数制限は無く、交代は頻繁に行われ、6人全員が一度に交代することもあります。

<得点>

スティックでパックを敵ゴールに入れたら1点

その際、敵の体に当たって入ってもゴールになります。スティックを使わずに、手で投げたり、足で蹴ったりして入ったものは得点にはなりません。また、ゴールの前にある青く塗られた半円に入ってシュートしたり、別の選手がシュートしたときに、味方の選手がその半円に入っていたりすると得点にはなりません

<ペナルティー>

タックルはOK

しかし、後ろから突き飛ばしたり、つかんで引っ張ったりすることは認められておらず、反則となります。

反則の重さによって、選手の退場時間が変わります

反則で選手が退場している間は、一時的に人数差がうまれます。

反則を誘って、いかに相手選手にペナルティーを与えるかが鍵。敵の人数が少ないときに一気に人数差で攻め込みます


見どころ

アイスホッケーは「氷上の格闘技」と呼ばれていますが、パラアイスホッケーも同様にとても激しいです!削られた氷が巻き上がります!

前述したように選手交代に回数制限が無いため、体力を気にせず、最初から最後まで常に全力でぶつかっていきます。殴る蹴るは反則だけど、タックルはOKなので迫力満点

アイスホッケーはサッカーとは違い、コートの壁ゴールの裏も使えます。壁にバウンドさせてパスするプレーは、見てて「うまっ!!」って声が出ちゃいます。

パックの動きは最高時速180kmとも言われています。観戦してるときにパックを見失うこともしばしば、、、リプレーのスロー再生はとてもありがたいです。


まとめ

パラアイスホッケーは、頭も体も使う、迫力満点のチームスポーツです。

ルールや見どころを知っているのと知らないのでは面白さが全然違います。

選手同士の熱いぶつかり合いを皆さんも楽しく応援しましょう!!