スポーツ

[パラバイアスロン] 最低限知っておきたいルール・見どころ

■

パラバイアスロンを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルール見どころなどを簡単に書きました。

これを読んでパラバイアスロン観戦をもっと楽しみましょう!!

目次

  1. 歴史
  2. ルール
  3. 見どころ
  4. まとめ

歴史

バイアスロンは、北欧で雪山や雪原を駆け回って狩猟していたのが発展して競技になったものだと言われています。

18世紀後半に軍人が、雪中戦のためのトレーニングとして行っていたものをスポーツとして行うようになったのが、競技としての始まりです。

「バイアスロン」の語源はラテン語で2つを意味する「バイ」と、ギリシャ語で競技を意味する「アスロン」を組み合わせたものです。


ルール

バイアスロンは、クロスカントリースキーライフル射撃を組み合わせて行う競技です。

クロスカントリースキーのルールはこちら

ライフル銃を背負って雪上を滑走し、その途中で息が上がった状態で射撃をするというスキーの速さ射撃の正確さを競います。

パラバイアスロンでは、距離別にショートミドルロングの3種目あります。

障がいの種類によって、立位座位視覚障がいの3つのカテゴリーに分かれており、そのカテゴリーごとに競技を行い順位を決めます。

また、カテゴリーの中でも障がいの重さによって、実走タイムに掛ける係数を変えることで、公平性を保っています。

視覚障がいのある選手の場合は、その選手のすぐ前をサポーターが走り、走るコースを指示します。2人のコンビネーションも勝敗に大きく関わってきます。

視覚障がいのある選手は、音で的の位置がわかるビームライフルが使用されます。

<ショート>

選手はそれぞれ時間差でスタートします。

6kmを滑走し、その間に2回射撃を行います。

射撃1回につき5つの的が用意されており、弾は5発しか使えません。すなわち、1つの的に対して使える弾は1発です。

外した弾1発につき決められた距離をペナルティーとして追加で滑走します。

スタートからゴールまでのタイムを計り、そのタイムに係数を掛け、その値が小さい選手の勝利です。

<ミドル>

選手はそれぞれ時間差でスタートします。

10kmを滑走し、その間に4回射撃を行います。

射撃1回につき5つの的が用意されており、弾は5発しか使えません。すなわち、1つの的に対して使える弾は1発です。

外した弾1発につき決められた距離をペナルティーとして追加で滑走します。

スタートからゴールまでのタイムを計り、そのタイムに係数を掛け、その値が小さい選手の勝利です。

<ロング>

選手はそれぞれ時間差でスタートします。

12kmを滑走し、その間に4回射撃を行います。

射撃1回につき5つの的が用意されており、弾は5発しか使えません。すなわち、1つの的に対して使える弾は1発です。

外した弾1発につき1分ペナルティーとして計測タイムに加算されます。

スタートからゴールまでのタイムを計り、そのタイムとペナルティーとして追加された時間を合算し係数を掛け、その値が小さい選手の勝利です。


見どころ

バイアスロンは、雪上を全力で滑走して、止まって射撃をし、また滑走するという「」と「」を同時に行わなければならない難しさがあります。

10m先にある的を選手たちは伏射で狙います。選手から見える的の大きさは想像以上に小さいです!

滑走して息が上がった状態で、その的に5発すべて命中させる姿はとても格好いいです!

FPSゲームが好きな人は、絶対好きなスポーツです!


まとめ

競技に使われる銃は所持するのにライセンスが必要なため、日本ではマイナーな競技かもしれません。

しかし、1度見たらかっこよくて、とりこになると思います!

競技のルールや見どころを知って、皆さんも選手たちを楽しく応援しましょう!!