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[リュージュ] 最低限知っておきたいルール・見どころ

北京2022リュージュ:知っておくべき5つのこと
出典:国際オリンピック委員会

リュージュを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルール見どころなどを簡単に書きました。これを読んでリュージュ観戦をもっと楽しみましょう!!

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目次

  1. 歴史
  2. ルール
  3. ボブスレー・スケルトン・リュージュの違い
  4. 見どころ
  5. まとめ

歴史

リュージュは、ヨーロッパで重い荷物の運搬や冬のソリ遊びが発展してできた競技だと言われています。

19世紀後半にスイスで開催された競技会が最初です。

「リュージュ」とは、フランス語で「木ゾリ」を意味します。オーストリアでは「ローデル」、アメリカ、カナダでは「トボガン」とも呼ばれています。


ルール

出典:日本オリンピック委員会

リュージュは、ハンドルもブレーキもない強化プラスチック製のそりに乗り、氷で作られたコースを滑り降り、そのタイムを競う競技です。

男子1人乗り、女子1人乗り、2人乗り、チームリレー(団体戦)の4種目があります。

<個人戦>

1人乗りは4本、2人乗りは2本滑走し、その合計タイムで順位を競います。

ボブスレーとスケルトンはそりと体重の総重量に制限があるのに対し、リュージュはそりの重量が1人乗りは男女とも21〜25kg、2人乗りは25〜30kgの範囲に制限されていますが、選手の体重には制限はありません

また、選手は規則に従って重り(男子13kg以下、女子及び2人乗り10kg以下)をつけることが許されています。

スタート時はそりに乗ってコース横の金属製のグリップを握り、そりごと前後に動いて反動をつけて飛び出します。さらに飛び出したとき、スパイクのついた特殊なグローブで両横の氷をかき、加速させます。

その後は、足を前にして仰向けになり、頭を上げずつま先を伸ばすことで空気抵抗を小さくします。

<チームリレー(団体戦)>

女子1人乗り、男子1人乗り、2人乗りを1チームとし、リレー形式でチーム毎にタイムが算出され競い合います。

最初に滑走した女子選手が、フィニッシュ地点に設置されたタッチパッドに触れると、スタート地点のスタートゲートが開き、男子選手がスタートします。その後も同様に、男子選手がゴール後タッチパッドに触れ、2人乗りの選手がスタートします。

女子選手がスタートしてから2人乗りの選手がゴールのタッチパッドに触れるまで時計は止まりません。


ボブスレー・スケルトン・リュージュの違い

<ボブスレー>

ハンドルとブレーキのついたそりに、2人または4人で乗り込みます。

<スケルトン>

鉄製の小さなシンプルなそりに、頭を前にしてうつ伏せで、1人で乗り込みます。

<リュージュ>

小さなそりに、足を前にして仰向けで、1人または2人で乗り込みます。


見どころ

リュージュは、最高時速が時速120kmでとても速いです!

高速で滑走する姿は迫力満点です!

2人乗りでは、そのそりのサイズでどうなって2人重なって乗っているのか不思議に思います(笑)

リレーは、女子1人乗り、男子1人乗り、2人乗りを連続して一気に見ることができるので、リュージュの全部を満喫した感があってオススメです!

タイムの善し悪しは、スタート時の加速、コースのライン取り、空気抵抗の少ない滑走フォーム、2人乗りの時は2人の息を合わせられるか、リレーの時は次の選手が前の選手のゴールの後にいかに早くスタートできるかなどによって決まります。


まとめ

リュージュは、速さに打ち勝つ勇気と速く滑走するための技術のいるスポーツです。

競技のルールや見どころを知って、皆さんも選手たちを楽しく応援しましょう!!

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