スキージャンプを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルールや見どころなどを簡単に書きました。これを読んでスキージャンプ観戦をもっと楽しみましょう!!
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目次
- 歴史
- ルール
- 見どころ
- まとめ
歴史
スキージャンプは、1840年頃のノルウェー・テレマーク地方が発祥と言われています。
スキーで遊んでいる際に自然発生的に競技となったと伝わっています。
ノルウェーの処刑法から発展したという説もあるようだが、根拠はないようです。
1877年にノルウェーではじめてジャンプ競技会が開催されました。
ルール
スキージャンプは、ジャンプ台での助走・踏切を利用して飛び出し、飛行距離の長さと飛形・着地の美しさを競います。
<種目>
ジャンプ台の大きさ(ヒルサイズ)やK点(飛距離の基準点、詳しくは下記の飛距離点についてを参照)までの距離などによって、ノーマルヒルやラージヒル、フライングヒルなどの種目に分かれます。
個人戦と1カ国4名で出場する団体戦があります。
<勝敗>
1回のジャンプごとに飛距離点と飛型点が算出され、それを足したものを1回のジャンプの得点とします。
選手は2回ジャンプをし、それぞれのジャンプの得点の合計で順位が争われます。
<飛距離点>
ジャンプ台ごとに決められているスコアの基準点をK点と言い、K点は60点です。
K点を越えると1mにつき決められた点数が加算、K点まで到達しないと1mにつき決められた点数が減点されます。
1mあたりの点数はジャンプ台ごとに異なります。
また、ゲートの位置や風速・風向きによる加点・減点もあります。
<飛型点>
空中や着地時の姿勢の美しさや正確さを点数化します。
5人の飛型審判員がそれぞれ20点満点から減点方式で採点し、1番高い点数と1番低い点数を除いた3人の合計を飛型点とします。
<スキー板の長さ>
選手の体重に応じて決められています。
そのため、体重が軽い人ほど有利という訳ではありません。
見どころ
長い距離をきれいな姿勢で滑空する姿は圧巻です!
急斜面を滑り、飛び立つ時の速さはなんと時速90km以上にもなります!
選手たちの勇気には感服します。
選手たちに求められるのは、技術や勇気だけではありません。
テレビ観戦ではわかりにくいですが、風向きや風速を読んでスタートの位置を決めるという戦略も重要になってきます。
まとめ
スキージャンプは、技術・戦略・勇気が求められるスポーツです。
競技のルールや見どころを知って、皆さんも選手たちを楽しく応援しましょう!!
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