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[クロスカントリースキー] 最低限知っておきたいルール・見どころ

北京2022クロスカントリースキー
出典:国際オリンピック委員会

クロスカントリースキーを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルール見どころなどを簡単に書きました。これを読んで、アルペンスキー観戦をもっと楽しみましょう!!

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目次

  1. 歴史
  2. ルール
  3. 見どころ
  4. まとめ

歴史

クロスカントリースキーは、雪の積もった平地や丘を登ったり下りたりして駆け回るスポーツです。

元々は、雪道を効率よく進むために考えられた移動方法でした。そのため、起源はとても古く紀元前からだと言われています。

紀元前2500頃のスキー板が出土した記録や、洞窟に人々のスキーをしている様子を描いた壁画が発見されています。

積雪の多い北欧では、スポーツとしてだけではなく、生活の一部として昔から浸透しています。


ルール

クロスカントリースキーは、クラシカル走法と走法に制限の無いフリー走法の2種類と距離やスタート方法によって、種目が分かれています。

フリー走法では、スケーティング走法をする選手がほとんどです。

スタート方法には、一定の時間差をおいてスタートする「インターバルスタート」と、一斉にスタートする「マススタート」があります。

<クラシカル>

クラシカル走法で、距離やスタート方法は大会によって異なります。

<フリー>

フリー走法で、距離やスタート方法は大会によって異なります。

<スキーアスロン>

前半をクラシカル走法、後半はフリー走法で走ります。

スタート方法はマススタートです。

中継地点でフリー走法用のスキー板に履き替えて、そのまますぐに後半を走ります。

<パシュート>

前半をクラシカル走法、後半はフリー走法で走ります。

パシュートはスキーアスロンとは違い、前半と後半が分かれています。

前半はインターバルスタートで、後半は前半の順位が高い選手から時間差でスタートします。

<スプリント>

走法は大会ごとに異なります。

他の種目は10km、20kmなど長距離なのに対して、スプリントは1.5km前後と短距離です。

スタート方法はマススタートです。

<リレー>

大会ごとに人数、走法は異なります。

スタート方法はマススタートです。


見どころ

クロスカントリースキーは、ほとんどの種目が長距離で長いものだと50kmになります。そのため、持久力がとても重要になってきます。

序盤で飛ばしすぎると最後にバテて抜かされてしまいます。最後の逆転劇や体力がほとんど無くなってからの気力の勝負は、見てるこっちも熱くなります!

また、スタート方式の違いも重要です。

一斉にスタートするマススタートでは、スタート直後にいかに良い場所につけるか、どうやって前の選手を追い抜くかが鍵になります。場所の取り合いで選手同士が接触して転倒することもあります。

時間差でスタートするインターバルスタートでは、選手同士の接触はほとんど無く、全員がゴールするまで結果がわかりません。そのため、選手たちは最後の最後まで自分と戦って追い込みます!


まとめ

クロスカントリースキーは、走法、スタート方法、距離によって種目が分けられています。

長距離を走破する持久力と、自分を極限まで追い込む精神力が問われるスポーツです。

競技のルールや見どころを知って、皆さんも選手たちを楽しく応援しましょう!!

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