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[カーリング] 最低限知っておきたいルール・見どころ

出典:国際オリンピック委員会

カーリングを初めて観戦する人向けに、これだけは最低限知っておきたいルール見どころなどを簡単に書きました。これを読んで、カーリング観戦をもっと楽しみましょう!!

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目次

  1. 歴史
  2. ルール
  3. 見どころ
  4. まとめ

歴史

カーリングは、15世紀~16世紀にスコットランドもしくは北欧の国で始まったと言われています。

最初は、近所の人たちが集まって行うローカルなゲームでしたが、やがて異なる町、地域、国の間で対抗戦が始まりました。特にカナダに移り住んだ人たちが盛んにプレーするようになり、カナダでは国民的スポーツとなっていて、現在の公式ルールは主にカナダで確立したものとされています。

日本では、1936年にドイツで開催された冬季オリンピックに参加した選手団が、日本にストーンを持ち帰り、長野県の諏訪湖でデモンストレーションを行ったのが始まりと言われています。


ルール

<用具>

ストーンが通過する前の氷をブラシで擦ることで、ストーンの距離を伸ばしたりカーブさせたりしてコントロールしています。これにより、多彩なショットが可能になります。

片方の靴底に滑りやすい加工がされており、もう片方の靴底には滑りにくい加工がされており、ブレーキの役割をしています。

<勝敗>

4人対4人で戦います。

1人が2投ずつ、相手チームと交互に投げます。1チーム8投、両チーム合わせて16投です。

すべて投げ終わると、得点をカウントして終了します。

この一区切りをエンドと呼び、1試合は基本的に10エンドで行われます。

10エンド行って、各エンドごとの得点の合計が多いチーム勝ちです。

同点の場合は、延長戦が行われます。

また、将棋のように、各チームには持ち時間があり、試合が終了するまでに持ち時間が無くなるとそのチームは負けとなります。

<先攻・後攻>

1エンド目は、コイントスで勝った方が選びます。

2エンド目以降は、前のエンドで得点を取ったチームが「先攻」となります。

両チームとも得点がない(0点:0点)の場合は、同じチームが次のエンドも「先攻」となります。

<得点>

1番中心に近いストーンのチームが得点できます。

また、相手より中心に近いストーンすべてが得点になります。

<掛け声>

イエス、ヤー、イェップ:ブラシで擦って

ウォー、ノー、オフ、アップ:擦るのやめて

ハード:強く擦って

ハリー:速く擦って

クリーン:軽く擦って


見どころ

カーリングは氷上のチェスと呼ばれており、勝利するためには戦術がとても重要になります!

後攻が圧倒的に有利です。自分が先攻の時にいかに点を取らせないか、後攻の時にいかに点を取るかが鍵となります。(あえて相手に点を取らせて次のエンドで有利な後攻を取る作戦などもあります)

氷の上という不安定な場所で、体を安定させてストーンをコントロールする技術はとても見事です!

相手のストーンを押し出して自分のストーンを中心に残すショットや、「こんなに曲がるの!?」っていうスーパーショットには驚かされます!

カーリング特有の掛け声もあり、ついつい真似して叫びたくなります(笑)


まとめ

カーリングは、技術頭脳で戦うチームスポーツです。

ルールや見どころを知っているのと知らないのでは面白さが全然違います。

皆さんも選手たちを楽しく応援しましょう!!

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